会社案内
最先端の研究成果を事業化し、動物の医療の発展に貢献します。
動物アレルギー検査株式会社は、国立研究開発法人理化学研究所の研究成果の事業化を中核的事業とすることを目的に設立され、理研ベンチャーとして認定された会社です。動物のアレルギーや免疫の状態を正確にとらえることに成功し、治療に反映させるための検査を開発し、それらを動物病院に提供させて頂くことから、事業をスタートしました。
当社は常に、新たな数種類の製品開発パイプラインを持つユニークな会社です。動物の医療の発展に貢献することを目指し、これらも事業化を積極的に推進します。
代表者あいさつ
当社は理化学研究所の最先端の研究成果を製品化、事業化するために、理研ベンチャーとして2007年に設立されました。これまでになかった全く新しいコンセプトの犬用アレルギー検査システムを動物病院の診療に提供することで事業を始めましたが、ご利用いただきました先生方のお陰で新しい検査システムが徐々に浸透し、犬のアレルギー診療体系を臨床現場だけでなく、獣医学的にも進歩させることができたと思っております。2014年には、犬用食物アレルギー療法食、ラボライン ピュアプロテインシリーズを開発し、食物アレルギーの犬の原因食物の回避にお役立ていただけるようにいたしました。さらに近年は、猫のIgE定量検査も実現するとともに、犬および猫の免疫検査を追加することでより一層、動物病院におけるペットのアレルギー・免疫診療を充実したものとする体制を整えてまいりました。このように少しずつ構築した検査体制により日本の動物病院のアレルギー診療が世界に誇るものになったと自負しております。今後も日本の獣医学が世界の獣医学をリードする状況を創出してまいりたいと思います。
私どもは、これからも基礎研究における発見を製品という目に見える形へとつなぐ架け橋の役割を担い、日本の動物病院の先生方が創る「日本発」の診療体系を、世界の動物医療に発信していきたいと考えております。『日本発の獣医学が世界を変える』、そういう日を夢見てこれからも邁進いたします。 これまでにご理解とご支援を賜りました獣医師の先生方に心より感謝申し上げますとともに、今後ともご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
経歴
1992年 | 鹿児島大学獣医学科卒業 獣医師 |
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1997年 | 米国イリノイ大学大学院 修士課程修了 獣医学修士号取得 |
2003年 | 東京大学大学院 獣医学博士号取得 |
1992年―1995年 | 動物病院勤務 |
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1999年 | 東京大学大学院 獣医内科学教室 助手 |
2004年 | 独立行政法人理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター 研究員 |
2006年 | 米国ノースカロライナ州立大学 獣医学部 客員研究員 |
2007年 | 理研ベンチャー 動物アレルギー検査株式会社 設立 (代表取締役社長に就任) |
2015年 | 国立研究開発法人理化学研究所 人工ワクチン研究チーム チームリーダー兼任 |