リンパ球反応検査
これまでのアレルギー検査の課題
IgE検査のほかには有用な検査がない
食物アレルギーには、IgEが関与するタイプとリンパ球が関与するタイプがあります。そのためIgE検査だけでは、すべてのアレルギー症例を見つけることができません。これまでは、リンパ球の反応を見る検査がなかったため、リンパ球が関与するアレルギーを診断できない状況でした。
当社のリンパ球反応検査の特徴
IgE検査ではわからない食物アレルゲンを検出できる
本検査は、リンパ球を介したアレルギーを捉えることができます。IgEによるアレルギーとリンパ球によるアレルギーは全く別々のアレルギー反応です。IgE検査で陰性の場合でも、リンパ球による反応で食物アレルギーを発症することがあり、そのような症例で有用な検査です。
リンパ球反応検査でわかること
本検査によって、リンパ球が反応する食物を検出することができ、それらを避けた除去食療法を安心して実施できます。犬の食物アレルギーでは、IgEよりもリンパ球が関わる場合が多いことがわかっています。
測定アレルゲン一覧
主要食物アレルゲンパネル
- 牛肉
- 豚肉
- 鶏肉
- 卵白
- 卵黄
- 牛乳
- 小麦
- 大豆
- トウモロコシ
除去食アレルゲンパネル
- 羊肉
- 馬肉
- 七面鳥
- アヒル
- サケ
- タラ
- エンドウ豆
- ジャガイモ
- 米
注）パネルの選択について
主要食物アレルゲン：原因となる食物アレルゲンを検出したい場合に優先
除去食アレルゲン：食べてもよいものを見つけたい場合に優先
検査方法の概要
血液から分離したリンパ球と各種食物アレルゲンを混ぜて培養し、活性化リンパ球の割合をフローサイトメトリーによって測定します。
